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やはり/やっばり の使い方?

mongoloid

後輩
26 Sep 2003
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こんばんは!

質問があります。 やはりは 2つの意味を持っている。 1つ目は「まだ」です。 この意味は分かりますよ。 でも 2つ目の意味は「after all」て、そんな場合は 全然分からないよ。

例:

1. いろいろと欠があっても彼女は「やはり」彼を愛している。(この方は分かります)

しかし、、、
2.世界的に有名なのは、「やはり」フランスのワインでしょう。
(そんな使い方が 本当に 難しいね。)

「フランスのワインは 世界的に有名です」この方は 分かりやすいですね。 どうして難しいことばは使いますか。

ありがとう。

mongo
 
Originally posted by mongoloid
こんばんは!

質問があります。 やはりは 2つの意味を持っている。 1つ目は「まだ」です。 この意味は分かりますよ。 でも 2つ目の意味は「after all」て、そんな場合は 全然分からないよ。

例:

1. いろいろと欠があっても彼女は「やはり」彼を愛している。(この方は分かります)

[まだ」と「やはり」と同じような意味だという文を読んでちょっとびっくりしました。「まだ」の代わりに「mata」ような意味になると思ったんです。


しかし、、、
2.世界的に有名なのは、「やはり」フランスのワインでしょう。
(そんな使い方が 本当に 難しいね。)

「フランスのワインは 世界的に有名です」この方は 分かりやすいですね。 どうして難しいことばは使いますか。
「フランスのワインは世界中にとても有名ですから今年もやはり賞を沢山与えられました」こう文で「やはい」という言葉を使えますか?文法の間違いを訂正してくださいね。
 
例えを批判したわけではないです。ただ一つ目の意味の ことを知らなかったです。
 
こんにちわ Mongoloidさん、 Elizabethさん

「やはり/やっぱり」 の使い方について。

この言葉には、 いくつかの意味と使い方がありますが、 大きく分けると次の二つになります。
1.結局、
2.以前と同じ、まだ、
3.自分の思ったとおり、

1の使い方について、 Mongoloidさんが最初に使った例文で説明してみましょう。

1.いろいろと欠点があっても、 彼女は 「やはり」 彼を愛している。

この文章でつかわれる 「やはり」 は、 「結局」 という意味を表しています。
詳しく説明しますと、 彼には欠点がたくさんある、 だから彼は良い男性ではない、 こういう風に文章の中の彼女は思っています。 しかし、 彼が良い男性ではないとわかっていても、 「結局」 彼女は彼のことが好きなのです。

Elizabethさんはこの文章を読んで、 「まだ」という意味に解釈されたようですが、 この場合は 「まだ」 という意味では使われません。 なぜならば、 Mongoloidさんが書いた例文では、 「彼女が彼を愛している」 という事実を肯定的に書いているからです。 もし 「まだ」 という言葉を使うと、 その意味が否定的になり、 文章が成り立たなくなってしまいます。

この点を詳しく説明すると、 「いろいろと欠点があって」 という部分は否定的な文章です。 この部分で 「彼には欠点がたくさんある、 だから彼は良い男性ではない」 ということを意味しています。 しかし、 その後に続く 「も」 という言葉が大切です。 この一文字は、 「…だけれども」という言葉の短縮形です。 「…だけれども」という言葉は、 それまでの文章の意味を打ち消す言葉です。 ですから、 最初の否定的な文章はこの一文字によって、 意味が肯定的な文章に変わります。 だから、 後に続く 「彼女はやはり彼を愛している」 という文章では、 肯定的な意味となる 「結局」 といういみで 「やはり」 が使われていることになるのです。

では、 もしElizabethさんの言うように 「まだ」 という意味で 「やはり」 という言葉をこの文章の中で使おうとすると、 どうすればいいのか? 答えは簡単で、 文章の中から 「も」 を取り除けばいいのです。 その場合、 文章は次のように変化します。

2.いろいろと欠点があるのに、 「やはり」 彼女は彼を愛している。

2の文章では、 文章に 「…のに」 という言葉がついていますが、 この言葉は「…なのにもかかわらず」 という 「理由」 を表す言葉です。 この言葉がつくことによって、 「彼には欠点がたくさんある、 だから彼は良い男性ではない」 ということを理由として説明しています。 こうした否定的な理由があるにもかかわらず、 「まだ」 彼女は彼を愛しているという風に文章は続いています。 この場合での「やはり」という言葉は、 「いまだに」 とか 「それでもまだ」 という意味で使われています。


さて、 さきほどの2の説明文で、 「以前と同じ、 同様に、 まだ」という意味での 「やはり」 の使い方がわかったと思います。

それでは「3.自分の思ったとおり」の説明をします。 ここでも、 Mongoloidさんが最初に使った例文で説明してみましょう。

3.世界的に有名なのは、 「やはり」 フランスのワインでしょう。

この文章で使われる 「やはり」 には二つの意味があります。 「結局」という意味と、 「自分の思ったとおり」 という意味です。

A.さまざまな国でおいしいワインが作られます。 しかし、 世界的に有名なのは、 「やはり」 フランスのワインでしょう。

この文章では、 「やはり」 という言葉は 「結局」 という意味で使われています。 「さまざまな国」 より、 結局 「フランス」 が一番という意味です。

Ba.わたしはフランスのワインが一番有名だと思います。あなたはどう思いますか?
Bb.世界的に有名なのは、「やはり」フランスのワインでしょう。


この文章では、 BaとBbの会話だと思ってください。 Baはフランスのワインが有名だといい、 Bbはそれに同意しています。 同意しているのは、 「自分の思ったとおり」 だと感じたからです。 自分の考えや予想が当たったとき、 また自分の考えを強調して話をするとき、 「自分の思ったとおり」 という意味での 「やはり」 を使います。

Elizabethさんの質問してくれた、
「フランスのワインは世界中にとても有名ですから、 今年もやはり賞を沢山与えられました」
という文章は、 もちろん文法的に正しい日本語です。 この場合の 「やはり」 は3の 「自分の思ったとおり」 という意味を含んでいますね。 またこの場合、 1の「結局」という意味での「やはり」でも、 文章の意味は通じます。

南木
 
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