Maciamo said:
There is one think you seem not to understand. It's not because I accuse Japan that I do not also accsue Western countries. I accuse any government who haven't dealt with their past properly. I don't mind accusing my own government, because I am not the government. It may be difficult for a Japanese to understand because it has to do with extreme individualism.
たしかに、一般に西洋社会は、日本と比べて個人主義傾向が強いといえると思います。
しかし、日本に個人主義がないわけではありませんし、政府批判は日本でも活発に行われています。
日本は、55年体制の成立以来、わずかな例外を除き一貫して自民党が政権を担ってきましたが、その一方で社会党や共産党が大きな勢力を占めていた時代もあるなど有権者の政治的立場は多様です。
また、自民党の内部でも、複数の派閥が対立しており、しばしば「擬似的な政権交代」が行われます。実際、第二次世界大戦後だけでも、内閣総理大臣経験者は30人近くにも登ります。
現在でも、郵政民営化問題を巡って自民党内で激しい対立が見られ、最大野党である民主党の影が薄くなってしまっている有様です。
また、対中国問題に関しても、自民党内の最大勢力である橋本派は一般に親中的で、小泉首相の外交姿勢に対しては批判的です。
おそらく、Maciamoさんは、「ホロコースト」について知っているイギリス人の割合の低さに驚いたことと思います。「加害者としての歴史」ついて調査すれば、その数字はもっと悲惨なものとなるかと思います。
現代は大衆社会ですし、一般市民の教養水準は洋の東西を問わず決して高いものではありません。
まわりの人々の意見だけでは、世論の趨勢が見えてこないこともあると思います。
そこで、日本の世論に大きな影響を与える政治家や評論家などのオピニオンリーダーがどのような議論を行っているのかについて関心を持ってみてはいかがでしょう。
毎週日曜日の午前中には、TV各局で時事討論番組が放映されていますし、話題のテーマについて活発な議論が行われています。
最近では「靖国神社参拝」についても活発な議論が行われています。
私自身は、少なくとも当時の「戦争指導者」の分祀を行うべきであるという立場ですが、
この問題についても、政教分離の問題や、神道の教義問題、個人の宗教の自由の問題、靖国神社の宗教法人としての宗教的自由の問題や歴史問題の他、遺族の意向、中国や韓国と日本の死生観の違いとも絡めて活発に議論がなされています。
少なくとも、「靖国参拝」=「軍国主義礼賛」といった単純な議論では片づかない問題のようです。(もしそうであるならば、結論は簡単、即刻参拝中断すべきです。)
Maciamo said:
For me there is no such thing as a group to which I belong, as opposed to the rest of the world (uchi vs soto). I don't even care about my nationality, which is why I don't like mentioning it - it's irrelevant. I can praise or criticise any government, any individual, regardless of their origins. Governments represent the countries. I can blame a government as a whole, without blaming all that country's people. I can blame people I know, or individual politicians as well. I do criticise many politicians in my own country. I praise others. Same for Japan.
確かにあなたは特定の国の出身であることを明らかにはしていませんが、欧州出身であることを全面に出して議論をされていますよね。
そして、歴史問題に関しては、欧州社会は、加害の歴史、反省の態度の両点について、日本よりも倫理的に優位に立っており、したがって日本を「scold」することができるとおっしゃっています。
わたしは、日本政府の歴史問題に対する対処は不十分であると思っています。この点はこちらでも度々述べてきたつもりです。
しかし、欧州と日本の歴史精算について、倫理的に差があるとも考えていません。ましてや、日本が欧州に「scold」される立場であるとは思っていません。もちろん、相互に「scold」しようという主張であれば話は別ですが。
日本と欧州に差があるというのであれば、両者を批判する基準に差があるとしか思えません。
ですから、欧州の事例を出して「criticize」し、両者の立場に差があるわけではないことを説明してきたのです。
あなたが日本を批判することに対抗したわけでは全くありません。歴史問題のみならずあらゆる問題について、「公平で公正な批判基準」の「公平で公正な適用」をすべきであるとの立場から私は議論してきたのです。
こちらは日本に関係するサイトですから、日本のことが主題になるのは当然です。
しかし、ある対象を理解しようとすれば、他者との比較が助けになることは、あなた自身が「日本」と「欧米」を度々比較して論じておられることからも明らかだと思います。
そして、比較を用いる以上、比較対象に対する認識が正確でバランスのとれたものであることが必要だと思います。
あなたは、欧州は全体として歴史問題に真摯に向き合ってきたと言っていますね。
私が紹介した記事やサイトで示された事情とは大きく異なっています。この点、実態はどうなのか議論することも、ひいては日本を理解することにつながるのではないでしょうか?
また、そのような議論を通じて、あなた自身に対する他の日本人参加者の誤解が解けるかもしれません。
ちなみに、あなたが右派なのか左派なのかと聞いたのは、植民地支配など帝国主義に対する欧州諸国の歴史的責任についてです。あなたの恋愛観に興味はありません(笑)。
これは、あなた個人についてというよりも、あなたのような立場が欧州全体においてどのような位置を占めるのか興味があったからです。そこから、欧州社会が自らの歴史問題についてどのような態度にあるかおおよその見当がつくと考えたのです。
私が調べた限りでは、植民地支配などに対するあなたの立場は、欧州では右派に属するようなのですが、よろしいですか?
Maciamo said:
I do not approve of the A-bomb. I said it was probably the right decision for Truman (not me ) to use it so as to avoid an even greater number of casualties. This reasoning in itself is humanist. Is it too hard for you to understand that if fewer people die it is a good thing from a humanistic point of view?
原爆投下を肯定する論理については私もずいぶんと目を通してきたつもりです。
日本でも、原爆投下が日本の敗北宣言を早め、本土地上戦による惨禍やソビエトの侵攻による日本の分断などを防いだなどとして、いわば、「功利主義」的立場からこれを肯定する議論が一部では見られます。
ただし、これらいわゆる原爆投下肯定論が「人道主義」的立場から語られたものをみたことはありません。
欧州で「人道主義」的見地から原爆投下を容認する議論があるならば、是非とも紹介してくれませんか?
もっとも、欧州では「人道主義」と植民地主義などにみられる「人種差別主義」が併存してきた歴史がありますから、私たち日本人の多くが一般に考える「人道主義」とは別物なのかもしれないですね。