耐震強度偽装問題が発覚した京都市の2ホテルは、家具 などを置いて床や柱へかかる「積載荷重」を、建築基準 法施行令の一般的な目安のほぼ半分に設定し構造計算し ていたことが27日、京都市の調べで分かった。
市は「積載荷重を少なくし、材料費を安くあげようと した可能性がある」と指摘。設計した田村水落設計(富 山市)の水落光男1級建築士は「トータルな判断で、コスト削減は関係ない」と反論している 。
市によると、積載荷重は室内に置く家具などの総重量 に応じ設定。ホテルの床は「居室」の目安、1平方メートル当たり180キロとするケースが多いが、「アパヴィラホテル京都駅前」「アパホテ ル京都駅堀川通」とも100キロで、算出の根拠となる 家具などの設置状況を示す書類も添付していなかったと いう。
積載荷重の判断は設計者に任せられ、法令違反にはな らないが、市都市計画局は「目安より軽く設定するなら 根拠を示すべきだ」としている。