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「有無を言わさぬ証拠」

Glenn

一切皆苦
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上記の表現にある長い文の中で会いましたが、今一その意味が解りません。辞書を引けば「有無を言わせず」という見出し語がありますが、こう書かれています。「相手の承知不承知にかかわらず。無理やりに。
「―引っ張ってくる」」と。私があった文は以下の通りです。

「人間の性質のきわだった違いをすべて生得的な、ほとんど消すことのできないものととらえて、そうしたちがいは個人差にせよ人種差や性差にせよ、大部分が環境のちがいによる当然の結果として生じうるという有無をいわさぬ証拠を無視する傾向が強いが・・・(下略)」(ちなみに漢字遣いはすべて本で書かれている通りのものです。)

背景としてはこれはジョン・スチュアート・ミル(一八〇六年―一八七三年)が書いたもので、彼はこの言葉で当時の女性や下層階級の地位を改善するためにこういう風に主張していたそうです。

とにかくその「有無をいわさぬ証拠」という表現の意味がどうも理解できません。「相手の承知不承知にかかわらざる証拠」と言い換えてもぴんと来ないし、「無理やりの証拠」と言い換えても尚更です。これは動かぬ証拠と違いますよね?ご説明いただけたら幸いです。
 

う~ん、原文そのものが直訳調でわかりにくい文章ですね... 文章の構成を
人間の性質のきわだった違いを
①すべて生得的な、ほと んど消すことのできないものととらえて、
②(そうしたちが いは個人差にせよ人種差や性差にせよ、大部分が環境の ちがいによる当然の結果として生じうるという)有無をい わさぬ証拠を無視する
傾向

と考えると、この場合の「有無をいわさぬ」証拠というのは広辞苑の「つべこべ言わせず」に近いように思います。
「議論の余地のない」すなわち「疑う余地のない」という意味で使っているのではないでしょうか。

それにしても・・・いわゆる翻訳調とでもいいましょうか、きっと原文はこんなに難しくないと思います。 たぶんね。
 
「有無」の元々の意味が「承知と不承知」なので、「有 無を言わさぬ」は「(相手/世間に)承知か不承知かを言わせない/承知も不承知も言わせない」ということになります。す なわちundrentideさんの仰るようにこの場合は「議論の 余地のない証拠」、「疑う余地のない証拠」、「確実な証拠」、「間違いない証拠」 というような意味になりますね。
 
やはり解りにくいですか。この本を読んで解らない部分が多くて私の日本語能力が低下しているかと少し自信を失うようなことがあれこれありましたが、undrentideさんにもわかりにくいならまだ大丈夫かもしれません。

原文は19世紀で書かれたのでそう簡単な文章じゃないと思いますが、見ない限り正確に言えませんね。「議論の余地がない」や「疑う余地のない」ならすぐにはっきり解ります。

「承知か不承知かを言わせない/承知も不承知も言わせない」を一見に解りませんでしたが、これは多分「手段を選ばない」というような言い方でしょう。つまり、その背景に何らかの文脈があって、それが解らなければその表現の意味が解らないということです。私は最初「手段を選ばない」という表現を見て思ったのは、単に手段があるけどその中の手段を選ぶよりも、選ばないことにしようという意味だということです。しかし後でそれは何の手段でもいい、この目標を達成するには他に何があろうと知らないとかいう意味だと解りました。これも、言葉を一語一語知っていても、何が言われているかが解らない時があるという一例ですよね。へへ

二人とも、ご説明をありがとうございました。
 
こんにちわ、初めて返信させていただきます。
もう時効かな^^;と思いつつも・・・・・・。

「人間の性質のきわだった違いをすべて生得的な、ほと んど消すことのできないものととらえて、そうしたちが いは個人差にせよ人種差や性差にせよ、大部分が環境の ちがいによる当然の結果として生じうるという有無をい わさぬ証拠を無視する傾向が強いが・・・(下略)」

有無をいわさぬ(いわせぬ)は指摘されているとおり、「議論の余地がない」という意味で正しいと思います。
但し、この語句そのままで意味をとろうとするなら、「有るとも無いとも言わせることはない」、つまり「何という言葉も言わせない」になると思われます。
何も言わせないから、無理やりという意味になるのではないかと思います。
有るとも無いとも言わせないとは、とても強くて硬いイメージです。だとすれば、有無を言わせぬ証拠とは、厳然としてそこにあって、どうやっても動かせない岩のようなもの・・・と私には感じられます。
 
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