Sorry, this post is written in Japanese only. Because I talk about high Japanese usage. This post is useful for a person who can read this post easily. But if you can not read, you don't need to know the content of this post even now. Of course I want to write English and hope all people read this post, but I can not write in English by reason of my poor English. Sorry.:sorry:
The meaning of しっかり, and difference between 自立 and 独立.
「しっかりする」を英訳する場合、確かに"become strong", "hang in there", "get yourself together"と訳すことがあります。しかし、それぞれの意味はバラバラです。なぜ一つの言葉がバラバラの意味になるのかを理解するためには、まず「しっかりする」という言葉の意味を知らなければいけません。
「しっかりする」という言葉は、「しっかり」と「する」の合成語です。「しっかり」の意味は「確信」を表し、「する」は動作を表します。つまり、「しっかりする」とは「確信をもつ」という意味です。
では、確信をもつとはどういう意味でしょうか? 何に確信をもつのでしょうか?
結論を先に言うと、自分自身に確信(自信)を持つということです。
たとえば、しっかりするという言葉は人を励ますときに使われます。「しっかりしなさい」です。この言葉は、「しっかりする」の命令形です。人は失敗したり困難にぶつかると、自信を無くし、弱気になります。そして自信を無くし、弱気になると、必ず失敗します。そのときに、自信を取り戻させるために、「しっかりしなさい」と言います。それは「あなたは優秀な人間だから、自分自身の能力に確信を持ちなさい。自信を持って挑戦すれば、きっと成功しますよ」という意味があります。
また、怪我や病気をした人にも「しっかりしなさい」という言葉を使います。これは、「あなたは健康で丈夫な人です。病気や怪我に負けるはずがありません。きっとあなたは良くなりますよ」という意味があります。
どちらも、本来のあなたならばけっして負けません、だから自信を持ちなさいという励ましの意味があります。ですから「しっかりした」には「元気である(自信を持っている)」という意味もあります。
そして、実は「しっかりする」にはもう一つ別の意味があります。それは、「確実にする」という意味です。「しっかり」という言葉には、「確信」以外にも「確実」という意味があります。この場合の「確実にする」という言葉には、仕事を失敗せずに完全にやり遂げるという意味があります。この「仕事を失敗せずに完全にやり遂げる」という意味の「しっかりする」も、励ましの言葉として使われます。
では、最初に説明した確信を意味する「しっかりする」と、あとで説明した確実を意味する「しっかりする」の違いを例えを使って説明してみましょう。
1.たとえば、友人がテストで悪い点を取り、自信を無くしたり、ものすごく怒っているときに「しっかりしなさい」といいます。これは、友人がこのまま自信を無くしていたり、怒っていたりすると、次のテストでも良い点が取れないので、落ち着かせるためにいいます。自信を持って冷静になれば、きっとあなたは次のテストで良い点が取れますよという意味です。この意味は最初に説明した、自分自身に確信をもつという意味の「しっかりしなさい」ですね。
2.たとえば、先生が生徒にたくさんの宿題を出したとします。このとき先生は、生徒に「しっかりしなさい」といいます。これは、宿題は多いけれども、真面目にすべての宿題を忘れずにやってきなさいという意味です。宿題という仕事を、失敗せずに確実にやり遂げなさいという意味で、この「しっかりしなさい」は最後に説明した、確実にする意味の「しっかりしなさい」ですね。
このように「しっかりする」には二通りの意味がありますが、この二つの意味も元々は同じ意味なのです。それは、「あなたの全力を出しなさい」という意味です。自分の能力に自信を持って行動するというのは、自分の全力を出すのと同じ意味です。また、仕事を確実にこなすというのもまた、全力を出して仕事をするのと同じ意味です。
英語では「do one's best」という言葉が、この全力を出すという意味に近いでしょうか? もちろんテストで悪い点を取った友人に「do your best」と言っても意味は通じないと思います。しかし、「What are you worried about? Test score? Don't let your bad grades bother you too much! You got a bad score accidentally, but it is not your real ability(normal condition). Cheer up and do your best next time!」このような感じではどうでしょうか? 外国ではどのように励ますのか知りませんが、日本ではこのように励ます場合があります。そして日本人は言葉を省略する場合が多いので、最後の「do your best」だけを言います。これを日本語では「しっかりしなさい」という言葉になります。そして仕事をするときにも「do your best」といいます。「全力を出して、良い仕事をしなさい」という意味です。
このように書けば、「しっかりする」という二つの意味がもともと同じだということがわかってもらえと思います。
「しっかりする」にはさまざまな意味がありますが、「確信(自信)を持つ」と「確実にやり遂げる」ということを通して、最終的に「あなたの全力を出しなさい」という意味につながることがわかってもらえたでしょうか。
では、「どんなに疲れても、しっかりしてください」というふうに言えるかと問われると、答えは言えないということになると思います。
疲れている人に、しっかりしてくださいと励ますのは正しいように思えます。しかしよく考えると、疲れているというのは、その人が全力を出しているから疲れているのです。その全力を出している人に、さらに全力を出しなさいというのは、その人が怠けていて今まで全力を出していなかったというのと同じ意味になります。もしあなたが全力を出してがんばったのに、周りの人から「怠けるな! 全力を出せ!」と言われたらどう思うでしょうか? 怠けていたわけではないのに、怠けているように思われているなんて、嫌な気分になりませんか?
このような場合には、「どんなに疲れても、挫けないでください」というのが良いです。挫けるとは、あきらめるという意味です。こういう言い方をすれば、「最後まであきらめずに、今のまま全力でがんばってください」という意味になります。今までの全力でがんばった努力を認めた上で、さらにその努力を最後まで続けるように励ましているわけです。このように励まされると、がんばろうという気になりませんか?
もちろん、例外もあります。しかし、混乱を避けるために、今回は例外については説明しません。もしわたしが説明したことを十分に理解できたなら、そして例外についての説明を聞きたいと思うなら、そのときに話をしたいと思います。とりあえず、今回は今までの説明を理解するようにしてください。わたしの下手な説明では、なかなか理解するのが難しいとは思いますが、がんばってください。(「がんばってください」と書きましたが、この場合は「しっかりしてください」という励まし方はできません。なぜなら、理解するのが難しいのはわたしの説明が下手だからであって、あなたがどんなに全力を尽くしてもわたしの説明が解りやすくなることはないからです。「がんばってください」と「しっかりしてください」の励まし方の違いがわかったでしょうか?)
次に、「独立」と「自立」の違いについてです。どちらも他人に頼らないという点で同じ意味を持っています。英語では共に「independence」と訳されることが多いです。しかし、この二つには明確な違いがあります。その意味の違いを、漢字の説明で見てみましょう
「独立」とは、「独りで立つ」と書きます。それは、他人の助けを借りずに、独りだけで立つという意味です。ですから、反乱や革命を起こした場合、反乱者や革命者は自分たちの力で支配者から別れるので、「独立」という言葉を使います。
もう一方の「自立」は、「自分で立つ」と書きます。それは、他人の助けを借りながら、やがては自分の力で立つようになるという意味です。子供たちは、大人たちの助けを借りながら成長し、やがては大人の助けなしでも生きてゆくようになります。ですからこの場合は「自立」という言葉を使います。
たとえば、アメリカ独立戦争の後「アメリカはイギリスから独立した」と言います。反対する支配者イギリスに対して、アメリカは自分たちの力でイギリスから独り立ちしたからです。第二次世界大戦後、日本はアメリカ軍に占領されました。しかし、その後日本はアメリカから自立しました。アメリカの助けを借りながら、日本は再び自分の力で立つことができるようになったからです。アメリカはイギリスから自立したとは言いませんし、日本はアメリカから独立したとも言いません。
共に支配者から別れるという点では同じですが、協力的に別れるのか、それとも決別して別れるのかの違いがあります。この違いがわかれば、「独立」と「自立」の違いがはっきりすると思います。
もし読み方や意味のわからない日本語があれば、気軽にお尋ねください。
南木
The meaning of しっかり, and difference between 自立 and 独立.
今まで「しっかり」とか「自立」、「独立」という言葉の意味を考えたことはないけど、「しっかりした」は「元気にした」の意味と同じですか?「しっかり」には二つの意味がありますか?
「しっかりする」の直訳は"become strong", "hang in there", "get yourself together"だと思ったんです。たとえば、 「どんなに疲れても、しっかりしてください」というふうに言えますか?
「しっかりする」を英訳する場合、確かに"become strong", "hang in there", "get yourself together"と訳すことがあります。しかし、それぞれの意味はバラバラです。なぜ一つの言葉がバラバラの意味になるのかを理解するためには、まず「しっかりする」という言葉の意味を知らなければいけません。
「しっかりする」という言葉は、「しっかり」と「する」の合成語です。「しっかり」の意味は「確信」を表し、「する」は動作を表します。つまり、「しっかりする」とは「確信をもつ」という意味です。
では、確信をもつとはどういう意味でしょうか? 何に確信をもつのでしょうか?
結論を先に言うと、自分自身に確信(自信)を持つということです。
たとえば、しっかりするという言葉は人を励ますときに使われます。「しっかりしなさい」です。この言葉は、「しっかりする」の命令形です。人は失敗したり困難にぶつかると、自信を無くし、弱気になります。そして自信を無くし、弱気になると、必ず失敗します。そのときに、自信を取り戻させるために、「しっかりしなさい」と言います。それは「あなたは優秀な人間だから、自分自身の能力に確信を持ちなさい。自信を持って挑戦すれば、きっと成功しますよ」という意味があります。
また、怪我や病気をした人にも「しっかりしなさい」という言葉を使います。これは、「あなたは健康で丈夫な人です。病気や怪我に負けるはずがありません。きっとあなたは良くなりますよ」という意味があります。
どちらも、本来のあなたならばけっして負けません、だから自信を持ちなさいという励ましの意味があります。ですから「しっかりした」には「元気である(自信を持っている)」という意味もあります。
そして、実は「しっかりする」にはもう一つ別の意味があります。それは、「確実にする」という意味です。「しっかり」という言葉には、「確信」以外にも「確実」という意味があります。この場合の「確実にする」という言葉には、仕事を失敗せずに完全にやり遂げるという意味があります。この「仕事を失敗せずに完全にやり遂げる」という意味の「しっかりする」も、励ましの言葉として使われます。
では、最初に説明した確信を意味する「しっかりする」と、あとで説明した確実を意味する「しっかりする」の違いを例えを使って説明してみましょう。
1.たとえば、友人がテストで悪い点を取り、自信を無くしたり、ものすごく怒っているときに「しっかりしなさい」といいます。これは、友人がこのまま自信を無くしていたり、怒っていたりすると、次のテストでも良い点が取れないので、落ち着かせるためにいいます。自信を持って冷静になれば、きっとあなたは次のテストで良い点が取れますよという意味です。この意味は最初に説明した、自分自身に確信をもつという意味の「しっかりしなさい」ですね。
2.たとえば、先生が生徒にたくさんの宿題を出したとします。このとき先生は、生徒に「しっかりしなさい」といいます。これは、宿題は多いけれども、真面目にすべての宿題を忘れずにやってきなさいという意味です。宿題という仕事を、失敗せずに確実にやり遂げなさいという意味で、この「しっかりしなさい」は最後に説明した、確実にする意味の「しっかりしなさい」ですね。
このように「しっかりする」には二通りの意味がありますが、この二つの意味も元々は同じ意味なのです。それは、「あなたの全力を出しなさい」という意味です。自分の能力に自信を持って行動するというのは、自分の全力を出すのと同じ意味です。また、仕事を確実にこなすというのもまた、全力を出して仕事をするのと同じ意味です。
英語では「do one's best」という言葉が、この全力を出すという意味に近いでしょうか? もちろんテストで悪い点を取った友人に「do your best」と言っても意味は通じないと思います。しかし、「What are you worried about? Test score? Don't let your bad grades bother you too much! You got a bad score accidentally, but it is not your real ability(normal condition). Cheer up and do your best next time!」このような感じではどうでしょうか? 外国ではどのように励ますのか知りませんが、日本ではこのように励ます場合があります。そして日本人は言葉を省略する場合が多いので、最後の「do your best」だけを言います。これを日本語では「しっかりしなさい」という言葉になります。そして仕事をするときにも「do your best」といいます。「全力を出して、良い仕事をしなさい」という意味です。
このように書けば、「しっかりする」という二つの意味がもともと同じだということがわかってもらえと思います。
「しっかりする」にはさまざまな意味がありますが、「確信(自信)を持つ」と「確実にやり遂げる」ということを通して、最終的に「あなたの全力を出しなさい」という意味につながることがわかってもらえたでしょうか。
では、「どんなに疲れても、しっかりしてください」というふうに言えるかと問われると、答えは言えないということになると思います。
疲れている人に、しっかりしてくださいと励ますのは正しいように思えます。しかしよく考えると、疲れているというのは、その人が全力を出しているから疲れているのです。その全力を出している人に、さらに全力を出しなさいというのは、その人が怠けていて今まで全力を出していなかったというのと同じ意味になります。もしあなたが全力を出してがんばったのに、周りの人から「怠けるな! 全力を出せ!」と言われたらどう思うでしょうか? 怠けていたわけではないのに、怠けているように思われているなんて、嫌な気分になりませんか?
このような場合には、「どんなに疲れても、挫けないでください」というのが良いです。挫けるとは、あきらめるという意味です。こういう言い方をすれば、「最後まであきらめずに、今のまま全力でがんばってください」という意味になります。今までの全力でがんばった努力を認めた上で、さらにその努力を最後まで続けるように励ましているわけです。このように励まされると、がんばろうという気になりませんか?
もちろん、例外もあります。しかし、混乱を避けるために、今回は例外については説明しません。もしわたしが説明したことを十分に理解できたなら、そして例外についての説明を聞きたいと思うなら、そのときに話をしたいと思います。とりあえず、今回は今までの説明を理解するようにしてください。わたしの下手な説明では、なかなか理解するのが難しいとは思いますが、がんばってください。(「がんばってください」と書きましたが、この場合は「しっかりしてください」という励まし方はできません。なぜなら、理解するのが難しいのはわたしの説明が下手だからであって、あなたがどんなに全力を尽くしてもわたしの説明が解りやすくなることはないからです。「がんばってください」と「しっかりしてください」の励まし方の違いがわかったでしょうか?)
「自立」と「独立」の意味に関してですが、反乱とか革命について話す場合は、「自立」ではなく「独立」で話しますか? それ以外に自立と独立の違いはありますか?
もし「自立」の代わりに「独立」を使うと、文はどう変わりますか? 文や人によって違うでしょうが、どちらを優先させるといいですか?
次に、「独立」と「自立」の違いについてです。どちらも他人に頼らないという点で同じ意味を持っています。英語では共に「independence」と訳されることが多いです。しかし、この二つには明確な違いがあります。その意味の違いを、漢字の説明で見てみましょう
「独立」とは、「独りで立つ」と書きます。それは、他人の助けを借りずに、独りだけで立つという意味です。ですから、反乱や革命を起こした場合、反乱者や革命者は自分たちの力で支配者から別れるので、「独立」という言葉を使います。
もう一方の「自立」は、「自分で立つ」と書きます。それは、他人の助けを借りながら、やがては自分の力で立つようになるという意味です。子供たちは、大人たちの助けを借りながら成長し、やがては大人の助けなしでも生きてゆくようになります。ですからこの場合は「自立」という言葉を使います。
たとえば、アメリカ独立戦争の後「アメリカはイギリスから独立した」と言います。反対する支配者イギリスに対して、アメリカは自分たちの力でイギリスから独り立ちしたからです。第二次世界大戦後、日本はアメリカ軍に占領されました。しかし、その後日本はアメリカから自立しました。アメリカの助けを借りながら、日本は再び自分の力で立つことができるようになったからです。アメリカはイギリスから自立したとは言いませんし、日本はアメリカから独立したとも言いません。
共に支配者から別れるという点では同じですが、協力的に別れるのか、それとも決別して別れるのかの違いがあります。この違いがわかれば、「独立」と「自立」の違いがはっきりすると思います。
もし読み方や意味のわからない日本語があれば、気軽にお尋ねください。
南木