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明日という日が あるじゃないか

夜というのが何のためにあるのだろうかと考えることが ある。眠りというのが何のためにあるのだろうかと思う ことがある。夜や眠りによって区別される今日と明日と のちがいが何のためにあるのだろうかと反省することが ある。

だが明日という日今日と違ってあればこそ、我々、生 きる上で随分、助かっているようだ。今日、起こったい やなこと、不愉快だったこと、後悔の種になったことが 、夜と眠りとの時間のくぎりのおかげで、どうにか鎖ま り、やりなおしの希望がわいてくることがよくあるものだ。

こうした毎日の経験から生まれたのが日本人の場合は 「あらたまる年」の考えだろうし、西洋人の場合は「復 活祭」なのであろう。歳がくれ、大晦日の夜、部屋をき れいに掃除して、松を飾る。あの感覚のうしろには西洋 人の復活祭と同じものがひそんでいる。やりなおせる希 望なのである。 ...

Comments

「明日は明日の風が吹く」という言葉もありますよね。 (私のお気に入りです。笑)
今から40年位前に書かれた文のようですが、今でもその まま通用するなと思います。
 
いい文書はときを知らないのですね。
まだ日本語入門の時代に友達に薦められた作品です。これがきっかけで遠藤周作のファンとなりました。(もちろん当時は読むのに一生懸命でしたが・・・笑)
「明日は明日の風が吹く」もいいですね。ありがとう!:cool:
 
さまざまな意味の年って昭和四十九年は何があったんだろうと思って年表見たら、長嶋さんが引退した年なんですね。遠藤さんは多分田中角栄辞任あたりを指してるのかもしれないけど。

「明日という字は明るい日と書くのね」っていう古い歌の歌詞もありましたね。
 
「明るい日」は賢いですね!

昭和49年は、長崎県の軍艦島が無人島になった年でもあったようです。
 

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Mikawa Ossan
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