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この名前は日本人に女らしく聞こえませんか?

4 Apr 2014
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最近、いろんな用紙やアンケート等に自分の名前を書くことになってきました。そして思い付いた事は、日本人に「ユーリイ」と言うロシア人の男性の名前が「ゆり」と、女らしく聞こえるかもしれないことです。気になって、どう書いていいかと悩んできました。
少し考えて「ユーラ」と言う変形として書いてみようかと断定に至ってきまして。自己紹介の場合も「ユーラ」と名乗ろうと思います。
皆さんはどう思いますか。
 
昔、ユーリ海老原というロシア出身で日本のジム所属のボクシングチャンピオンがいましたし(海老原はリングネームで、ハーフではなく生粋のロシア人)、ユーリ on ICE というアニメも流行って(主人公は「勇利」という日本人だけど、ロシア人のユーリもライバルとして出てくる)ユーリはスラブ系の男子名としてすでにそこそこ知られているので、気にする必要はないと思います。そもそもユーリから「ゆり」は連想しないです。まったく別名に感じますから。(逆に言うとユーリイ, ユーリーという原語に近い発音よりユーリの方が浸透してしまってますね。)
 
それはよかった!実は、私としても「ユーリイ、ユーリー」より「ユーリ」の書き方が対称的で、発音も良好です。それでは、これから「ユーリ」に決まってます。
ところで、海老原勇利のことはすでに知っていました。ずっと前にCategory:Japanese people of Russian descent - Wikipedia という一覧を一応調べました。
助言をしてくれて有り難う、Toritoribeさん。
 
「ゆり」と似たような日本人女性の名前で「ゆうり」というものがあります。しかし、これをカタカナで「ユーリ」と表記することはまずないので、ユーリ・アルバチャコフを知らない人でも女性を想像することはそれほど多くないと思います。

ただし、文字ではなく口頭の会話で、例えば「昨日ユーリと会ったよ」と聞いたら、女性をイメージする可能性は高いでしょう。「ゆうり」と「ユーリ」は発音上の区別はしないので。
 
ユーリ!!! on ICE の主人公として例出した通り、「ゆうり」は男性名でもありえます。個人的には女性だけを思い浮かべることはないですね。「ひろみ」や「かずみ」と同様、男女共用名と考えた方がいいような気がします。

「ゆうり」という名前の男性著名人例
小橋勇利 - Wikipedia
大沢悠里 - Wikipedia
大塚勇里 - Wikipedia
高橋悠里 - Wikipedia
知念侑李 - Wikipedia
芝村裕吏 - Wikipedia
古川侑利 - Wikipedia
 
「ゆうり」という名前の男性が存在することはもちろん知っていますが、絶対数の差で言えば女性の方が断然多いと思います。慎重に判断すべき状況なら保留ということになるでしょうけど、耳に入ってきた瞬間の単純なイメージとしてはやはり女性を思い浮かべる人の方が多いのではないでしょうか。個人的には、共用というよりは「そういうこともある」というレベルですね。
 
感覚の個人差はあるでしょうね。「伊織」は宮本武蔵の養子である宮本伊織や作家の藤原伊織のように元々は男性名ですが、今は女性名としての方が一般的でしょうし、「ひろみ」も同様に元は男性名だったものですが、今では恐らく女性の方が多そうです。だからと言って男性であっても何の驚きもありませんが。
本題に立ち返ると、女らしく聞こえるかもしれないというLomasterさんの懸念に対する答えとしては、カタカナで書き込む場合に何ら問題はなく、自己紹介もご自身が男性であることは明白であることを踏まえると、『日本人男性名でも通用しうるスラブ系男性名「ユーリ」』で何の差し障りもないという結論に収斂して差し支えないと思われます。
 
本題は、「日本人は『ユーリ』に対してどのような印象を持つか」ではないでしょうか?
差し障りがあるかないかで言えば、現実的あるいは実務上では「ない」という点で同意しますが、
少なくとも私は、字面ではなく音として聞いた場合に女性を想像します。

Lomasterさんは統計データを求めているのであって、鶴の一声が欲しいわけではないと思います。統計の一つとして私の個人的な意見を申し上げたまでで、これにおいて議論の余地はないと思います。

加えて言えば、他の名前を引き合いに出すことは、トピックとしては面白いと思いますが、本題からはずれてますね。
 
個人差があると既に指摘済みのように、女性名を連想する方がいらっしゃることを否定しているわけでは全くありません。それこそ個人差ですから。ただしその点を踏まえたうえでも、Lomasterさんの懸念は杞憂に過ぎないということにまさに議論の余地はないでしょう。
他名の例出に関しては、これもまた本題に立ち返る旨の注釈の通り、本題からは幾分逸脱しているのは自覚済みですが、関連事項への言及さえ認めないような原理主義的な偏狭さに固執するのでなければ充分に許容範囲内であろうと判断いたしました。そもそも全くの無関係でもありませんし、面白いと思ってくださる方もそれこそいらっしゃるかもしれませんしね。
 
私は実務上困ることはないだろうと言っています。それとLomasterさんが気にしている「女らしく聞こえる」かどうかとは別の問題です。「聞こえる」「聞こえない」「どちらとも言えない」の3つがあるわけで、(統計を元に判断するという前提でなければ)誰かひとりの意見が正しいという種類の事項ではないはずです。この点において、Lomasterさんの懸念を「杞憂」と判断するには早計だと思わざるを得ません。
 
スレッドのタイトルに拘泥されておいでのようにお見受けしますが、本文の文脈からしてLomasterさんの懸念は 「ゆうり/Yūri」という名前が一般的に女性的な響きを持ちうるかどうかではなく、Lomasterさんがアンケート等にカタカナで記入される「ユーリ」、あるいは自己紹介等で口頭で(この場合は既にご指摘のように「ゆうり」との差はありませんが)発音される「ユーリ」を女性名と誤解されることはないのだろうか、だというのは自明なのでは?その場合は懸念には及ばないと繰り返し述べているまでです。そもそもが外国語名としての「ユーリ」という使われ方なので。
外国語名で男性名か女性名か判別しがたいものがあるのは事実ですが、Lomasterさんの例を離れて話を一般化しようとするならば、『外国語名であることが明白な場合、偶然存在する同音の日本語名に性別判断が影響されるというような現象は存在するのか』という命題に還元しうるでしょう。残念ながら今現在好事例は思い浮かびませんが。

EDIT:
一つ思い浮かんだのはヘンリーのフランス語形「アンリ」です。「ゆうり」と違って杏里や安里のように日本語名としてはほぼほぼ女性名でしょうが、「アンリ」がそれに影響を受けて女性的な響きを持っているようには個人的には感じられません。但し「アンリ」は歴代国王の「アンリ〇世」やサッカーフランス代表のFW等でフランス系の男性名として既に耳に馴染んでいるとも考えられるので、あまりよい例とは言えないかもしれませんが。
 
本スレッドのタイトルに拘っているつもりはないです。
Lomasterさんが口頭で自己紹介した時に男性なのは明らかですし、私は最初の投稿で「カタカナで書いた時に女性として想像されることは多くはないでしょう」と述べています。あくまでも、「状況によっては女性と思われる可能性は割と高いのではないだろうか」ということです。
様々な意見を総合して、どんな表記を採用するかは当然Lomasterさんご本人の自由意志によるはずで、その一助になるべき意見を出す、それこそがこのスレッドの本義だと思っています。なので、Lomasterさんが私の言うような状況までは想定していないので参考にならないと思えばそれまで、というだけのことですね。

「アンリ」については、私は逆で、これは根拠のない完全に想像のストーリーですが、日本で自然発生した名前ではなく、フランス名のそれに女性的な響きを感じた日本人が付け始めたのではないかとふと思いました。同じく日本人ではほとんど女性であろう「るい」もやはりフランスでは男性名ですね。何かしら関連があるのかもしれません(ラ行に柔らかさを感じる部分があるとは思いますが)。
 
確かに「ゆり」とは別に「ゆうり」も日本語名として存在するというのは貴重な情報ですね。最初に「勇利」に言及したときにもう少し詳しく触れておくべきだったかもしれません。

「あんり」はそんなに昔から存在した名前のようにも思えませんし、外国語名が元になっているかもしれないという推論もあながち間違ってはいないかもしれないですね。「まりあ」なんかもすでに日本語名として定着している感はありますが、十中八九 Maria が語源でしょうし。国際化は進む一方でしょうから、これからはそんな事例ももっと増えるのかもしれません。
 
そもそも統計データを求めるつもりはありませんでした。自己紹介の時「ユーリと申します」としゃべったり、アンケートに「ユーリ」と書いたりすれば、自分の性別を誤解させないかと杞憂しました。Toritoribeさんの言った通り、自己紹介の場合自分が男であり、アンケートの場合片仮名で「ユーリ」と記し、懸念の甲斐もなく誤解が起きるまい。

しかし、Yoshi_hさんとToritoribeさんと間の議論は気になりました。たしかどんな国語でもあいう名前があるでしょう。ロシア語だって、「サシャ」や「ジェニャ」って略した名前があります。「サシャ」とは「アレクサンドル」という男の名前か「アレクサンドラ」という女の名前の略であり、「ジェニャ」とは「エフゲニー」という男の名前か「エフゲニヤ」という女の名前の略です。例え、本人の性別が分からなければ「サシャ」と聞く/読むとほとんど男の感じがして、「ジェニャ」と聞く/読むとたいてい女の感じがします。
 
「サシャ/サーシャ」が主に男性名というのは知りませんでした。サーシャという女性キャラクターがアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に出てくるので、日本では女性名だと思っている人が多い気がします。あとアレクサンドル/アレクサンドラの愛称だというのも初耳です。ちなみに、ヤマトの目的地でもあるサーシャの故郷はイスカンダルで、両方とも Alexandros に由来するというのもなかなか興味深い事実ですね。
話題を戻すと、ヤマトを離れても「サーシャ」は女性的な名前に聞こえるような気がします。現にウィキペディアによると、ヤマトの原作者の松本零士もサーシャは主に男性名だと後で知ったらしいです。つまり彼も音からは女性名だと思ったと。この辺りも言語による語感の違いとしてなかなか面白いですね。
 
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